新商品! 小羊包(しょうやんぽう)

「小羊包(しょうやんぽう)」は私が牧場を始める前、牧畜に対する理解を深めるため訪れたモンゴルの、乾燥地帯でも手に入る、羊肉、玉ねぎ、小麦粉、少量の岩塩と水だけで作られた料理「Бууз(ボーズ)」を参考に作りました。

その味を愚息たちにも食べさせようと、自宅で小麦粉をこね、羊肉と玉ねぎを刻み、手作りしたところ、手間がかかる割に数ができず、しかも育ちざかりの子どもの感想が「これなら100個でも食べられる!」とのことで、「小羊包(しょうやんぽう)」を委託加工、商品化するきっかけとなりました。

小籠包のように椎茸や生姜、出汁の味が絡み合う洗練さはありませんが、日本では羊肉を蒸して食べる習慣がないこともあり、もっちりとした素朴な皮の中で充満する一味違った「羊肉らしさ」に羊肉の新たなポテンシャルを感じて頂けると思います。

蒸し器で10分程度蒸してから肉汁がこぼれないよう一口でお召し上がりください。
やけどにご注意ください。

電子レンジでの調理はできません。


「小羊包」はふるさと納税の返礼品としてもお求めいただけます。

定番! 仔羊ブロック肉(数量限定!)

↑↑だいたい元あった場所に並べてみました。
約Xか月齢、仔羊(ホゲット)です。
お届けする仔羊はまだ生きてます。
屠畜後、除骨12分割した各部位をブロックで販売します。


以下のスケジュールを予定しています。
yyyy/mm/dd(月)屠畜~加工

yyyy/mm/dd(金)発送

yyyy/mm/dd(土)道内納品

yyyy/mm/dd(日)以降道外納品


冷凍品で加工、配送します。
賞味期限は加工日から冷凍で6か月。

国外への発送は承っておりません。


重量は過去の解体成績に基づく想定値です。

※ 仔羊ブロック肉の販売は不定期です。
※ ご注文が入り次第、ショップはクローズします。
※ 再オープンのお知らせをご希望の方にはDMを配信しております。

お料理きほんのき

1】
肉は筋肉繊維(と脂肪など)でできています。
切断するときは、繊維を切断するように、繊維に対して垂直に刃を入れます。
特にバラは向きの異なる繊維が2層に重なっているので要注意。

2】
お肉は火を入れ過ぎると固くなりやすいので要注意。
生食はできません。

3】
羊脂は融点が高いので、冷めると固まりザラついた食感になりやすいです。
お料理は温かいうちにお召し上がりください!

※ 脂のトリミングをしていません。
羊肉はカルニチンや鉄分などが豊富で健康に良いと言われますが、脂の取り過ぎは良くありません。
余分な脂は削いで他の料理にお使いください。

「おすすめレシピ」はアンズコフーズ公式インスタグラムより

各部位の傾向と対策

「おすすめレシピ」を見ると羊肉というのはチャップ(ロース+あばら骨)とモモしか流通していないってことが良く分かりますね。
それ以外の部位には価値がないんだな(?)ミンチとかジンギスカンの丸肉とかになっているのかな。


12分割するとやたら部位があるように見えるんですが、私の認識ではざっくし以下4部位です。

部位別に料理の正解がある訳ではなく、それぞれの特徴を把握して、活かしてみたら良いのではないかと思います。

料理がそれほど得意ではない、羊飼いの私が言っても説得力なし、なんですが。

 1.ロース系(ロース、肩ロース)

 2.バラ系(バラ、前バラ)

 3.モモ(外、内、シンタマ、ランイチ)

 4.細かい筋肉(ネック、スネ、肩、ヒレ)


それぞれ私の認識では、

1.roastが語源でもあるようにロース系はロースト向き。

(私はローストはモモでするけど。うちのダッチオーブンの大きさにちょうど良いからという理由で)よくステーキになるサーロインもロースの一部だし、ここは素直にロースト or 焼きもの、で良いんじゃないでしょうか。

もちろん煮ものでもいいんですが、特にロースを使う意図がなく、1~4の選択肢があるのなら、スジ周りから味が出そうな4.から使うのが良いでしょう。4.はサイズ感からしてもローストにするのは難易度高そうですしね。

やったことはないんですが、ロースって赤身と脂の割合がいい具合なので、実はミンチにも向いてるかも知れません。

2.バラはいわゆるカルビ。赤身と脂が層状になっている部位で気持ちは焼肉一択!なんですが。中年の胃袋は気持ちについていけないことも。。
羊らしさって脂に出るのでね、バラはカレーに入れたりしても羊が負けることなくて美味しいな、って思ったりします。

3.モモはアンズコさんのインスタに譲ります。


以上、どこの部位というより、全体の重量とか脂やスジの割合で何にしようかな、って感じですがご参考まで。